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2015.3.14

寒いですよ。3月は。


 というわけで、毎年「寒い」と感じる3月です。気分的なもので、「3月」と聞くと「暖かい」と思うんですね。これは僕だけでなく、日本人一般の特性のような気がします。
 先月のピケティ(及び政治経済)に関する私見を述べたところ、少し反響がありました。まあ、こんなしがないHPでも見ている人がいるんだな、と大変励みになります。そして、滔々と熱く語ってきたEltonについても反響がありまして、これまた大変嬉しく思います。
 というわけで、少し中断していた世紀の名盤『Goodbye Yellow Brick Road』(以下GYBと略します)の、レコードで言えば2枚目に関して、勝手な解釈を述べたいと思います。


曲順と僕の評価は以下のとおりです。

 9.Sweet Painted Lady (★★★☆)
10.The Ballad of Danny Bailey(1909-34)(★★★)
11.Dirty Little Girl(★)
12.All the Girls Love Alice (★★★★)
13.Your Sister Can't Twist(But She Can Rock‘n Roll)(★★★☆)
14.Saturday Night's Alright for Fighting(★★★★)
15.Roy Rogers(★★★☆)
16.Social Disease(★★★☆)
17.Harmony(★★★★★)

花粉と風がすごいですね。毎年。

 9曲目(二枚組の1曲目)は、しっとりとしたバラードです。佳曲です。歌詞と曲がマッチした美しい曲です。
 同じく10曲目もエルトンでしか作れないようなリズムとメロディラインです。この10曲目、以前はかなり好きだったのですが聞き飽きてしまって、少し評価が下がっています。バラードともロックとも言えない、不思議な感じの曲です。このGYBのプロデューサーはこの曲の最後の1分(ピアノとベースとオーケストラが合奏)を「素晴らしい」と絶賛していました。

 正直11、12曲目はほとんど聞いていません。いつも飛ばしてます。ちょっとダレた感じがして、この2曲がなければ、ほんとに世紀の名盤だと。ちょっと僕の好みではないです。逆に13、14曲目の疾走感が半端ないです。ツェッペリン歌わせてもイケルんじゃない、ってくらいエルトン風ハードロックです。
 以前も書きましたが、「Saturday Night's Alright for Fighting」というタイトルの歌が、なぜ「土曜の夜は僕の生きがい」などというわけのわからない邦題になってしまうのでしょうか?日本に来てこの事実を知ったイギリス人が「エルトンは平和主義者か?」と言って笑ったと聞いております。で、この14曲目、良いですよ。カラオケで酔うとよく歌います。

 15曲目は、サビの最後の「Roy Rogers is riding tonight」というところの「ライディングトゥナ~~~ア~~~~ィ」って伸ばすところが、心に浸みるんですね。「tonight」という単語をこんなに長く歌うって、という感じですよ。

 16曲目は、エルトンにしては珍しいドラッグソングです。サビに入るまえの

I get 「juiced」 on Ma「teus」 and just hang 「loose」

という箇所で微妙に韻を踏んでいること、及びやっぱりサビの「of a social disease」って箇所が聞き所ですかね。


 個人的に最後の17曲目が大好きです。このアルバムからシングルカットされたのは、2・3・4・14と4曲もあって、この17曲目もシングルにしようかという話があったものの、同じアルバムから5曲もシングルカットするのはいかがなものか、という話があってシングルカットされなかったという逸話があるくらいの名曲です。3分にも満たない曲ですが、まさに「素晴らしい」という形容詞以外見当たらない曲だと思います。歌詞が結構好きなので、僕なりの解釈を含めて訳してみたいと思います。

Hello, baby hello(こんにちは、ねえ、こんにちは)
Haven't seen your face for a while(しばらく顔を見なかったね)
Have you quit doing time for me(僕のために時間を使うのをやめてしまったのかな?)
Or are you still the same spoiled child(それともまだ君は相変わらず甘やかされたお嬢様のままかな?)
Hello, I said hello(こんにちは、こんにちは、って言ってるんだ)
Is this the only place you thought to go(ここが君が行こうと思っていた場所なの?)
Am I the only man you ever had(君がつきあったのは僕だけなの?)
Or am I just the last surviving friend that you know(それとも君が知ってる友達の中で、残っているのが僕だけなの?)

Harmony and me(ハーモニーと僕)
We're pretty good company(僕たちはほんとに良い友達だよね)
Looking for an island(島を探して)
In our boat upon the sea(海に浮かぶ僕らのボートに)
Harmony, gee I really love you(ハーモニー、本当に愛しているんだ)
And I want to love you forever(そして、永遠に君を愛したい思ってる)
And dream of the never, never, never leaving harmony(君と離れることなんて想像できないよ)

Hello, baby hello(こんにちは、ねえ、こんにちは)
Open up your heart and let your feelings flow(心を開いて、君の感情を見せておくれよ)
You're not unlucky knowing me(僕を知って不幸だなんてことはないよ)
Keeping the speed real slow(時の流れを遅くしてね)
In any case I set my own pace(とにかく僕のペースで行くよ)
By stealing the show, say hello, hello(君の気を惹いてね、だからこんにちはって言ってよ)

 この歌詞の謎は、つきあってる女の子が「Harmony」という名前なのか?それとも「Harmony」というのは「二人ともなかよく調和してる」という意味なのか?
 もう一つは「Looking for an island In our boat upon the sea」の意味が、いまひとつしっくりこない。(二人の)島を探すのは良いのだが、その島がIn our boatにあるのか?このIn our boatがなければ、海に浮かぶ(二人の)島を探すということで、特に問題はないのですが。。。この二つについて何かご意見あれば教えてください。

 この歌詞の好きなところは、

Or are you still the same spoiled child
Or am I just the last surviving friend that you know

 という2箇所です。「spoiled」「surviving」という単語が効いてます。バーニーにしては珍しく「love you」という直球な歌詞です。彼のラブソングはあまり「love」という動詞を使用しないんですよね。

 この17曲目、是非聞いて欲しいと思います。なんか情景が目に浮かぶような余韻が残る美しいラブソングですよ。

2015/12/20追記:今年Eltonのライブに行ったときに、「All the Girls Love Alice」を演奏してました。意外と良い曲だ、と思い直し★を追加しました。リフとサビのなんとも言えない曲調がEltonっぽいな、と。 

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